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虫歯と頭痛

2017年10月16日

頭痛を引き起こす原因はいくつかあります。その例をいくつか挙げてみましょう。お口の中にはたくさんの神経があり、虫歯がひどくなると、顔面や頭のほうにまで影響を及ぼすこともあります。虫歯は細菌による感染症です。特に上顎第一大臼歯の虫歯を放置したりすると、細菌の感染が歯根の先、上顎洞の粘膜にまで広がります。これを歯性上顎洞炎と言います。これは頭痛や、鼻づまりや、頬の圧迫感、目の痛みなどを引き起こします。走ったりすると、膿がたまったところが痛むこともあります。パノラマレントゲンを撮影したときは、左右どちらかにその症状があるときは、正常なほうとくらべると、白く写るので、一目でわかります。                                                   最初は、根管治療から始めますが、それで治療の効果が表れないときは、抜歯になります。その後、上顎洞に溜まった膿は洗浄を繰り返すことによって、効果が得られます。

他には、歯を削って、金属を被せたり、詰めたりしたときに、高さが合わないときに、噛み合わせに異常を来たします。噛み合わせがうまく合わないと、筋肉が緊張した状態になり、肩や首、頭部にまで伝わり、頭痛を引き起こすことがあります。さらには、顎関節にまで影響を及ぼすこともあります。その時は、お口の中で、金属を削り、高さを調整すると痛みもとれます。

また、歯科治療に対して、強い不安があるときに、麻酔などの治療中の痛みを引き起こすショック状態になってしまうことがありますが、安静にしていれば徐々に回復してきます。

歯石を予防するには?

2016年10月20日

 歯石は、唾液の中のミネラル成分と、プラーク(細菌の塊)や血が結びついてできます。プラークは丁寧なブラッシングをマスターすることと、デンタルフロスを正しく使用することで、除去することができます。
 ブラッシング時に歯ぐきから血が出る人は、原因を特定したほうがいいでしょう。なぜなら、血もプラークと同様に、歯石の原因となるからです。
 歯周炎で、歯ぐきや歯周ポケット(歯と歯茎の間)内に出血があると、血と唾液のミネラル成分が結びついて歯石となります。出血のない健康的な歯茎を維持することが、歯石の予防になります。
 歯の表面がざらついていたりすると、歯石がつきやすくなります。歯の表面を滑らかにするためには、歯科医院で定期的に、歯石をとることが重要です。
 また、噛むことにより、歯と食物が擦れることで、汚れが落ちて、唾液の自浄作用が働き、プラークが落ちて、歯石が付きにくくなることも知られています。
 このように、しっかり物をかむということは、歯石の予防にも一役かっています。

インプラント周囲の炎症について

2013年12月5日

 天然歯の歯根は歯根膜という弾力のある繊維で歯槽骨と結ばれているので、それがクッションの役目を果たしています。    インプラントは歯を抜いてからその部分に打ち込むので、その歯根膜がありません。そのため大きな咬合力がかかります。歯ぎしりや噛みしめなどの過剰な力が加わると、上部構造が欠けたり、アバットメントと呼ばれる、上部構造の中にある部品が折れたりすることがあります。そのときは、部品の交換で対処ができます。また、予防のために、寝るときに口の中にマウスピースを入れていただくこともあります。
  
 インプラント周囲の粘膜は天然歯ほどは強くなく、歯根膜がないため、インプラント体が直接歯槽骨に結合しているからです。
 歯磨きが悪いと、プラーク中の細菌によって、歯周病と同じ状態になり、放置すると最後はぐらぐらになってしまいます。初期では、インプラント周囲の粘膜の炎症で、歯槽骨にはダメージは及んでいません。これをインプラント周囲粘膜炎といい、これは、ブラッシングの改善と歯科医院でのクリーニングによって、炎症がとまり、元の粘膜に戻ります。
 しかし、炎症がもっと深く進行すると、インプラント体の結合が損なわれてしまいます。これをインプラント周囲炎といい、最悪の場合は、インプラント体は抜けてしまいます。

 治療法としては、粘膜を切開して、深部の汚れを徹底的に洗浄、除去しますが、インプラント体の構造が複雑なので、完全に清潔にするのは困難です。
 時間と費用をかけたものなので、あとは患者さん自身の歯磨きと、歯科医院でのメインテナンスが最重要なのです。

歯科の局所麻酔

2013年7月10日

 歯科の局所麻酔とは、注射を打った部位の神経に作用して、刺激の脳への伝達を遮断して、痛みを感じないようにすることです。
 歯の神経は歯の真ん中の歯髄に入っています。歯髄の周りの象牙質は間接的に神経とつながっていて痛みを感じますが、エナメル質は神経とつながっていないので、削っても痛みは感じません。
 歯肉に麻酔の注射を打つと、麻酔の薬は歯肉、歯槽骨、歯根の先の神経へとしみこんでいき、麻酔が効くわけです。麻酔の針が届きにくい条件が麻酔が効きづらいということになります。
 例えば、①歯肉が厚いとき。②歯槽骨が硬い。③歯根が長い。
このような理由で一般的にですが、下顎の歯は上顎より、特に、下顎の奥歯は麻酔が効きにくいのです。また、歯肉に炎症があり、膿をもっていると、さらに、麻酔が効きにくいのです。
 たまに、麻酔が効きにくい患者さんに対して、「アルコールが強いでしょ。」と聞かれることがあったかたは、それは、都市伝説だと思ってください。それは昔のことですが、アルコールに強いと、薬物代謝がよいので、麻酔がすぐに切れると考えられていたころのお話なのですから。

睡眠時無呼吸症候群について

2013年7月5日

 睡眠時無呼吸症候群とは、7時間の睡眠中に10秒以上の無呼吸が30回以上起こることを言います。又は、睡眠1時間当たりの無呼吸や低呼吸が5回以上起こるというものです。
 診査方法でご家庭でできるものとしては、家族の方に起きていてもらって、無呼吸状態の時間と回数を計ってもらうか、又は、録音テープを就寝前につけて寝る方法があります。
 歯科でのと治療法としては、個人にあったスプリントをつくるやりかたがあります。上下の歯型をとり、下あごの前歯が上あごの前歯にあたるまで、下あごを前にだしてもらい、その状態で上下のスプリントを接着させるやり方です。
 これは、保険診療内でできますが、その際は内科の主治医に紹介状を書いていただくことが前提条件となります。

酸蝕歯とは?

2013年5月10日

 砂糖など甘いものは、虫歯になりやすいことは、皆さんご承知だと思います。しかし、意外に、健康に気を遣われている方には「えっ?」と思うかもいらっしゃるかもしれませんが、柑橘類(みかん、レモンなど)の食品が直接歯を溶かしているという事実です。 
 歯は酸によって溶かされ、穴が開いたような状態になります。虫歯と同様です。このことを酸蝕症と言います。
 体にいいと思って摂取している食品や飲料水が、歯を溶かしている。この点に気付いている方は少ないです。歯の表面のエナメル質はPH5,5で溶け出します。PH5.0以下で、歯に良くない食べ物や、飲み物を歯に良くない順に列挙すると、
1 コーラ
2 赤ワイン
3 栄養ドリンク
4 黒酢
5 スポーツドリンク
6 白ワイン
7 ビール
8 オレンジジュース
以上のようになります。

 虫歯では細菌の産み出す酸が問題ですが、このように、食べ物や、飲み物によっても直接酸が歯に影響を及ぼすので、このことを考慮しないと、虫歯になりやすくなるでしょう。
 対策
 上記にあげたものを食べたり、飲んだりしたあとは、水やお 茶、緑茶などで口をすすぎ、唾液による、歯の修復作用を待ち、30分くらい経ってから歯を磨くことです。(すぐに歯を磨くと歯の表面を傷つけるからです。)
 PHの高い(7.1~7.4くらい)の緑茶、お茶などで、お口をすすいだほうが、より効果的です。

生活習慣病

2013年5月9日

 歯周病の悪化で食事が偏ったり、良く噛まずに食べ物を飲み込むことで吸収率が低下して、女性は特に骨租しょう症を悪化させることがあり、また、歯周病菌が作り出す物質が血管細胞を傷つけることで、心血管障害を起こしたり、糖尿病を悪化させる要因にもなります。他にも、歯周病菌の酵素によって、口腔粘膜が傷つけられたりすると、感染症にかかりやすくなり、肺炎などの呼吸器疾患を引き起こすリスクも高くなります。
 このように、口の中のトラブルは、重大な全身疾患を招く可能性があることを知り、日頃からのお口の中のケアと、定期健診を欠かさないようにしましょう。
2013.5.9

肩こりや頭痛になる原因とは?

2013年5月8日

 お口の中の健康が損なわれるとき、様々なトラブルが引き起こされます。その代表が肩こりや腰痛や筋肉痛です。
 虫歯や噛み合わせによって起きる場合があります。虫歯をかばって左右一方でのみ噛むと、首やあごの筋肉を緊張させたり、体にゆがみを生じさせ、これが、痛みやコリとなって現われるのです。
 頭痛との関係も複雑で、噛み合わせが原因で慢性的な頭痛になることもあります。歯並びや噛み合わせは年齢とともに変化していくもので、「何かいつもと違う?」と感じたら、主治医に相談して、早めに治療することが大切です。

歯が折れた?

2013年5月7日

 歯髄(歯の神経)は生きてる時は、喧嘩で殴られた、または、階段から落ちた、交通事故でぶつけたなどよほどの衝撃がなければ、歯は折れることはありません。ほとんどが、すでに、神経を抜いた歯に起こります。
 レントゲンを撮影し、歯の折れた部分が歯冠(口をあけたときに見えている部分)で、神経が断裂してる時は、麻酔抜髄処置(神経を抜く。)を施し、歯の折れた部分が歯根(骨の中にあるとき)は、抜歯の可能性があります。
 なお、当院では、抜歯の場合でも前歯のときは特に、見た目にもかかわるので、仮歯をいれて、歯がない期間をいくらでも短くするように配慮しています。
 しっかりと診査、診断し、的確かつ、効率よく治療が進むように説明していますので、速やかな受診をお勧めします。

歯はなぜ黄色くなっていくのか?

2013年1月21日

歯の構造は最も外側にエナメル質、その内側に象牙質、さらに、その中に歯髄(神経)があります。
歯の色はそのエナメル質、象牙質の色によって決まります。
外側のエナメル質はものを噛むことによって、擦り減ったり、うすくなったりします。その内側の象牙質は年をとるにつれて、厚みがますので、その黄褐色がすけて見えるので、黄色くなったように見えます。
歯の汚れを落としても、色が落ちないときは、遺伝か加齢によるものだとご理解してください。
このような場合はホワイトニングなどで白くなることもありますが、歯が形成する時期に母親が飲んだ薬によって、歯に縞模様ができたときは、ホワイトニングでは白くなるのは非常に難しいです。

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