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脱灰と再石灰化

2011年9月8日

 食事をすると、数分で虫歯が始まろうとします。最も問題なのが砂糖です。これらを摂取すると歯面についている、歯垢(プラーク)の中では、バイ菌により酸が作られます。それによって、
歯の表面より、ミネラル成分のカルシウムイオン、リンイオンが溶け出します。この状態を「脱灰」といいます。
 その後、唾液の力によって、酸を中和、または、きれいに洗い流したりする作用などで中性方向に向かい、唾液中のミネラルが戻り始めます。この状態を「再石灰化」といいます。
 要するに、食後は脱灰と再石灰化が絶えず、
脱灰>再石灰化のときは、虫歯が進行し、
脱灰<再石灰化のときは、健康な歯が維持されます。
 虫歯の予防は脱灰<再石灰化になるようにすればいいわけで、虫歯の住みやすい、環境をつくらないこと、すなわち、砂糖などの虫歯の原因となるものを多くとりいれないこと。また、食事の回数を1日に3~4回(おやつを含めて)に制限し、食事の時間も、だらだらとらないことが大切です。

歯ぎしりの治療とは?

2011年9月6日

 歯ぎしり(ブラキシズム)は、睡眠時や覚醒時を問わず、歯をすり合わせたり、かみしめたりする咬合習癖の1つです。
 
 歯ぎしりの悪影響
歯ぎしりは就寝時等、無意識の状態で行われるため、通常では使わないような強い力で噛んだまま歯をギリギリとすりあわせることがああります。
 その結果、咀嚼筋群の異常緊張が起こり、それに伴い、歯、又は、歯周組織に炎症を起こしたり、顎関節への異常な負荷がかかることがあります。歯ぎしりをする人のほぼ、6割以上の人が、歯周組織の破壊により、歯周病を併発していると言われてます。
 当院では、治療としては、咬合調整、スプリント療法(就寝時にマウスピースを装着することで、歯や歯周組織にかかる負担を軽減させる。)を中心に治療を行っております。 

かみ合わせが悪いと、どうなる?

2011年1月29日

 肩こり、頭痛、手足のしびれ、胃のもたれ、動悸などで病院へ行くと「異常なし。」との診断。最新の研究では、いろいろな病気と、かみ合わせの良しあしが関係しているとも言われております。
 次の項目に当てはまる人は要注意です。
1)親知らずが不正な方向に生えてる方。
2)1本でも抜けたままの歯がある方。
3)義歯や歯にかぶせた金属のかみ合わせがよくない方。
4)歯並びが悪く、かみ合わせがよくない方。
  (出っ歯、反対咬合など。)
5)治療してない虫歯がある方。
6)歯周病になっていて、歯がぐらぐらしている方。

 歯が1本抜けただけで、歯並びがガタガタになってしまいます。
これは抜けた前後の歯、または、抜けた歯とかみ合っている歯が
抜けた歯の方向に移動する習性を持つためです。歯は全部そろわないと、正常に機能しませんので、できるだけ早く、歯周病、虫歯の治療、矯正治療などが必要になってきます。
 しっかりとものをかめるようになると、まずは、脳の働きが活発になり、老化の防止になります。次に、味覚が発達し、消化を助けます。発ガン性の物質の毒素が減少し、生活習慣病の予防にもなり、肥満の防止つながります。しっかりとかむことによって、集中力が持続し、言葉をきちんと発音できるようになるためです。そのことが健康な体を作るために最も重要なこととなります。

滅菌とは

2011年1月20日

 滅菌:有害・無害を問わず、対象物に存在しているすべての生物、及び、ウイルスを完全に死滅、または除去すること。
 
殺菌:菌を殺すこと。(対象や程度を含まない。)滅菌とは違って、すべての菌ではなく、ほんの少しの菌を殺しても殺菌したという。
 
消毒:対象物に存在している病原性のある微生物を、その対象物を使用しても害のない程度まで減らす。
 
除菌:対象物から菌を除いて減らすこと。手を水で洗うことからろ過などにより菌を取り除くなど。
 
抗菌:菌の増殖を阻止すること。殺菌または、静菌作用である。繁殖を阻止する対象や程度を含まない概念。

歯周病と喫煙について

2011年1月17日

 歯周病は歯の周りの組織である歯肉や、歯を支えている骨に炎症が引き起こされる病気です。進行すると骨が破壊されて、歯がぐらぐらになって、固いものが食べられなくなってしまいます。歯周病の原因は細菌の塊のプラークや歯石ですが、喫煙も危険因子の1つです。タバコに含まれる、ニコチンや一酸化炭素、シアン化物はビタミンCを破壊し、毛細血管を収縮させ、白血球の力を低下させるため、免疫の力が弱くなり、歯周病を悪化させます。(非喫煙者の2倍進行しやすく、治癒力は半分との報告もあります。)つまり、歯周病が進行しやすく、治りにくいということです。
 歯周病の予防には、毎日の適切なブラッシングと、定期検診による、歯科医院での歯石の除去が必要となります。

子供のブラッシング

2011年1月16日

 虫歯になりやすい部分は大抵決まっています。
 磨き残しが多いのがその理由です。
1 歯と歯の間
2 歯と歯ぐきの境目
3 歯のかむ面(咬合面とも言います。)
 
次に磨き方ですが、
ⅰ) 歯ブラシの先を、歯ぐきに直角に当てて磨きます。
ⅱ) 前後に小刻み(1~2本くらい)に歯ブラシを動かします。
ⅲ)前歯の裏側は、歯ブラシを縦にして上下に動かします。

以上が磨き方ですが、歯ブラシは硬くないものを選んでください。

痛みを少なくするための治療

2011年1月14日

痛みは感じる本人によって異なります。不安が大きければ、緊張し、体にいらぬ力が入り、痛く感じることがあります。その緊張を取り除くために、患者さんにいろいろ説明します。まず、麻酔の針が刺さる痛みを軽減するために、表面麻酔をします。その次に、局所麻酔をするわけですが、電動麻酔を使用します。同じ速度、同じ量の麻酔液を、ゆっくりと電気の力で入れるので、痛みが少ないと言われています。速さも小児と大人では変えられるので、重宝しています。なるべく、歯を削る量を少なくしたいので、カリエスチェッカー(虫歯の部分が染まる。)を使い、染まったところを最小限削ります。虫歯が深い場合は、痛みを抑える薬を削ったところにつめて、経過観察することもあります。

歯の矯正と年齢

2011年1月12日

「歯の矯正は、永久歯がすべて生えそろってからすればいい。」とお考えでしょうか?答えは必ずしも”YES”とは言い切れません。不正咬合の種類、お口の中の状態によって異なります。
 早期に矯正治療を開始した場合のメリットとしては、
1 成長、発育終了後に矯正を開始したより、機能的、形態的変化を、期待できる。
2 簡単な装置、短期間で治療できる。
3 正常な永久歯列完成ができ、なお、再治療の場合、その治療の軽症化ができる。
 
 乳歯と永久歯が混ざっている(混合歯列期)時期に反対咬合を治療することも可能です。また、前歯が4本生えそろい、6歳臼歯が生えていれば(6~8歳)、歯列を拡大する装置を使ったりしての治療も可能になりますので、必ずしも、永久歯が生えそってからの治療がベストとはならないのです。

歯を削る、歯を抜くということについて。

2010年12月22日

 虫歯には、停滞性と進行性があり、停滞性のものは放っておいてもいいのですが、進行性のものならば、どんどん歯の内部に進み、歯を破壊していくので、それを食い止めるために、虫歯を削って修復するわけです。
 歯周病も同様です。歯周病は歯ではなく骨を破壊する疾患です。その歯のみを考えるならば、「抜けるまで待ちましょう。」でいいかもしれませんが、その歯の周囲の骨が破壊されていくと、隣の歯の周りの骨も破壊されるので、入れ歯の安定も悪くなりますし、インプラントも骨が少なくなれば難しくなります。
 いずれにしても、削るなら、なぜ削るのか、どこまで削るのか
その後の処置はどうするのか?
 抜歯のときは、どのような理由によって抜歯するのか、事前に説明を受けることが必要です。

虫歯と緑茶

2010年10月29日

皆さんは、このタイトルから何を連想されますか?実は、緑茶は
虫歯予防に効果があるのです。緑茶の成分に「カテキン」というものがあるのですが、虫歯予防だけではなく、口臭予防、殺菌作用、発ガン抑制に効果があり、血圧や血糖値の上昇を抑えるたり、コレステロールの低下などの働きがあります。「フラボノイド」も緑茶に含まれていますが、こちらは、口臭予防、血管壁の強化作用があり、「フッ素」は虫歯進行の抑制、歯周病の予防の働きがあります。こららの3つの成分は、私たちの歯、体の健康に大きな役割を果たしているのです。

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