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矯正中に起こりうること

2018年4月6日

1)虫歯や歯肉炎
矯正治療中は歯列を広げるための拡大装置や、ブラケットの間にワイヤーを通すなどの治療をするわけですが、歯ブラシが上手く当たらなければ虫歯になりやすいですし、歯磨き自体をしなければ、歯ぐきが不衛生になり、歯肉炎を引き起こします。
2)歯肉退縮
歯ぐきが下がる、やせる症状のことを歯肉退縮と言います。加齢(年をとるこ
と)や、歯ぎしりや食いしばりなどにもよって、起こります。矯正中は噛み合わせによってもこのようになります。
矯正治療によって、歯並びをきちっと治すと、歯ぐきが引き締まり、この症状も収まってきます。
3)歯根吸収
歯根吸収とは、歯の根っこが短くなってしまうことを言います。
歯列矯正は、適切な力をかけて、歯の移動を行います。力が弱すぎては動かず、強すぎると、歯根吸収の原因になります。

歯は骨の中に埋まっていて、埋まってる歯根の周りの骨は、歯に力が加わると柔らかくなり、吸収され、歯と顎の間には、新しい骨が新生されます。この繰り返しをしながら、歯並びを治していくのが、歯列矯正です。

引っ張られた側の骨には、破骨細胞ができて、顎の骨が溶け、その一方で、歯と顎の間には骨芽細胞が生まれ、その両方がバランスをとることによって、歯列は正常に動きます。

歯の矯正では前に動かしたり、後ろに動かしたりすると、バランスが崩れて、歯根吸収しやすくなるので、最終的な位置を決めたら、そこに向かって、一直線に移動させることが最重要であると考えます。

4)後戻り

矯正装置を外した後に、そこに何もいれていないと、歯は元に戻ろうとします。このことを後戻りと言います。それを防ぐために装置をすべて外した後にリテーナーというものを入れます。3段階にわたることもあり、最初は、柔らかいソフトタイプ、次に、中間のミドルタイプ、最後は硬めのハードタイプです。

リテーナーを入れてる期間ですが、歯を動かすのに要した期間と同様の期間だけ、入れることが必要です。3年かかったなら、リテーナーも3年間入れることが後戻りを防ぎ、矯正の再治療を防ぐための、最良の手段です。

もう、矯正治療が終わったものと過信せずに、担当の先生の指示を受け入れることが、今後もきれいな歯列を保つ秘訣であり、同時に、日々の正しいブラッシングと定期検診を受けることが最も重要であります。

前歯の生え変わり

2018年4月5日

前歯が抜けたのに、永久歯がなかなか生えてこないという、気がかりが親御さんたちに最も多い事柄でしょう。長くこのような状態が続くと、「ずっとこのままでは?」と不安に駆られるでしょう。生えてくることがあります。

乳歯の下の前歯が抜けてない段階で、その内側に永久歯の前歯が重なって生えてくることがあります。親御さんは戸惑うこともあるかとは思いますが、ほとんどは、経過観察するうちに乳歯が抜け、内側からの舌に押される力と、外側からの唇に押される力で、正常な位置に永久歯が導かれることもあります。

永久歯が生えてくるときは、乳歯の歯根を吸収して生えてくるのですが、その位置がずれたときは、乳歯がまだあるのに、永久歯のあたまが見えています。そのときは、永久歯の生える位置が現在より悪い状態にならないように、抜歯を薦めることもあります。

過剰歯が上顎中切歯の間に生えてる時がありますが、そのままでは、当然異常な状態ですから、患者さんと親御さんに説明した後に、抜歯をします。その後、上顎中切歯が閉じてくるでしょう。

顎の大きさと歯の大きさのアンバランスによって、歯が歯列からずれて、矯正治療を考える親御さんも多いでしょう。また、親御さん自身の矯正治療の経験によってもしかり。歯並びは必ずご両親のどちらかに似るので、容易に矯正治療の必要性は容易に想像がつくと思います。

矯正治療を考える時期は第一大臼歯と前歯の中切歯と側切歯の前歯4本が生えそろったときに、相談するのがよろしいかと思います。乳歯列が反対咬合の時は矯正装置を入れると改善しますので、他の子と噛み合わせが違うと感じたときは、遠慮なさらずにご相談下さい。

歯の亀裂

2018年3月15日

歯の痛みや、冷たいものがしみることを主訴に来院される患者さんは多くいらっしゃいますが、その方々の歯のレントゲン写真を撮影しても、レントゲン上問題ないことがあります。
虫歯なら、黒く抜けてるのでわかりますが、黒くなってないために、視診でもわかりません。何が、原因なのか?ブラキシズム(歯ぎしりや)、クレンチング(食いしばり)よるものや、かみ癖、固いものを好んで食べることなどが考えられます。

最も難しいのは、エナメル質に亀裂が入り、象牙質にある、象牙細管につながり、外部からの刺激、多くは、口腔細菌や、食べ物などの化学物質、冷温刺激、歯の早期接触などで、歯髄(歯の神経)が痛んでる状態です。歯の亀裂の近くは、すごくしみて、歯に当たるとひどく痛みます。

どうしても、痛みが止まらない場合だけ、抜髄(歯の神経をとる処置)しますが、なるべく、神経は保存し、保存療法を試みています。

歯の神経がある場合は以上のようなことになりますが、歯の神経がすでにない時は、枯れ木みたいな状態なので、亀裂が入ったときは歯根破折になることが多く、抜歯になることもあります。

CAD/CAM冠ハイブリッドセラミックス

2018年3月12日

CAD/CAM冠はハイブリッドセラミックスのブロックをCAD/CAMという機械で削り出して作る被せ物です。保険適用内のもので、従来のHJC(Hard Jccket Crown)と言われていた、白いプラスチックの被せ物よりは硬く、見栄え、耐久性もいいです。第一小臼歯、第二小臼歯(真ん中から数えて、4,5番目)に適用。ゆえに、そのCAD/CAMという、機械がない技工所では作れないわけです。そして、そのような技工所(厚生労働省が認可したところ)と取引がない歯科医院では作れないということになります。
審美性(見栄え)においては、オールセラミック(自費)>CAD/CAM冠>HJC>銀歯という、序列になります。 費用は保険適用内なので、6000円ほどとなります。ただし、噛み合わせ(上の歯と下の歯の隙間が著しく狭い場合)は、治療ができないこともあります。(何度も破折する可能性があるためです。)

自費のオールセラミックと比べると、色調がそれほど多くなく、レジンを含むため、耐久性が低く、変色もしやすいです。末永く満足のいくものを求めるならば、自費のオールセラミックとなります。

不正咬合をそのままにしてはいけないのは何故?

2018年3月7日

不正咬合をそのままにしてしまうと、以下の症状が考えられます。
1)見た目が良くない。
上顎前突や反対咬合は、不正咬合の1種と前回お話ししましたが、噛み合わせの異常は、見た目が良くないし、顔全体の雰囲気をも左右します。歯並びや噛み合わせが気になると、笑顔も減って、いつも暗い雰囲気の人というイメージが植え付けられます。それでは、本当の自分をアピールする機会も失ってしまいます。

2)虫歯や歯周病になりやすくなる。
歯並びや噛み合わせが良くないと、歯に汚れがつまりやすく、歯ブラシも当てにくいので、とても虫歯や歯周病のリスクが高くなります。その結果、清潔に口腔内を保つのが難しくなり、口臭もするようになってしまいます。

3)口呼吸になりやすい。
不正咬合で上下の歯がうまくかみ合わず、口が閉じにくいので、口呼吸になりやすいです。口呼吸はドライマウス(口腔内が乾燥)を引き起こし、細菌が繁殖しやすくなるために、虫歯や歯周病や口臭を引き起こします。

4)食べ物が噛めない。
上下の歯でしっかり噛むようにしないと、食べ物をうまく噛めない咀嚼障害を引き起こします。また、舌や顎の動きも悪くなるので、唾液が正常に分泌されずに、食べ物を飲み込みづらく嚥下障害になることもあります。

5)咬合性外傷
かみ合わせが悪いと、特定の歯にのみ負担がかかり、歯をを支える歯槽骨、歯根膜(クッションの役目を果たす)に与えます。このことを咬合性外傷と言います。
歯の摩耗や破折だけではなく、噛んだ時の痛みや、知覚過敏を引き起こしたりします。それによって、歯周病の進行をはやめてしまうことにつながります。

6)滑舌(かつぜつ)が悪くなる。

歯並びや噛み合わせが悪いと、息がもれて、発音に障害がでたり、舌や唇がうまく機能せず、滑舌が悪くなることがあります。悪習癖にもつながってきますので、早いうちに、そのくせを取り除く訓練や装置が必要な矯正治療が必要になってきます。

7)顎関節症

かみ合わせが悪いと、噛むたびに顎がずれて、骨に負担がかかります。このように、不安定な咬合が続くと、顎関節症を引き起こします。

顎関節症の症状には、口を開いたときに痛みを生じる、関節から音が鳴る、口が開けられないなどが挙げられます。そのリスクが高い不正咬合としては、上顎前突、反対咬合、交叉咬合があります。

また、その症状としては、肩こり、腰痛、頭痛を引き起こすこともあります。関連症状としては、耳鳴りや、腕のしびれも見られます。

 

 

 

 

 

不正咬合の原因

2018年3月5日

1)顎の成長異常によるもの
上顎と下顎のどちらかが異常に発達してしまうと、歯が歯列から外れて、歯列の外側や内側に生えてきてしまいます。また、隙間が空いて、生えたりして噛み合わせに異常を来たします。
顎の骨の形は遺伝も関連しており、上顎前突や反対咬合は親から遺伝が多い症状の1つです。

2)歯の先天的な異常によるもの

生まれつき歯がないことを先天的欠損歯といい、通常より歯が多く生えてきてしまうことを過剰歯といい、どちらも、不正咬合の原因となります。過剰歯は上顎前歯部に生えてくることが多く、そのため、中切歯と呼ばれる、真ん中の歯が、開いてしまうことがあります。通常は、抜歯となります。

3)口腔悪習癖によるもの

幼少時の指しゃぶりや、舌を前に出す舌突出癖、唇を噛む咬唇癖、唇を吸う吸唇癖や、舌で下の前歯を押すことは、歯列や噛み合わせに悪影響を及ぼします。口呼吸も顎の成長の阻害する要因となります。

頬杖や同一方向を向いて寝ることや、うつぶせで寝ること、いつも同側でものを噛むなど、無意識下で行われることによっても、歯列は動き、噛み合わせに悪影響を及ぼします。

4)食生活の影響

柔らかいものばかり食べると、顎の成長が進まず、歯の生えるスペースが確保出来ず、噛み合わせに悪影響を及ぼします。

5)外傷によるもの

幼少時に口元を強くぶつけると、永久歯が歯列の外側、または、内側に生えてきたり、異常な位置に生えてきたり、全く生えてこないこともあります。また、事故などにより、顔面骨折して、歯が破損すると、顎の骨のずれから、歯列や噛み合わせに異常を来たします。

6)歯の生え変わりがうまくいかないとき

虫歯等が原因で、乳歯が脱落すると、となりの乳歯が傾斜してきて、永久歯が生えるスペースがなくなり、歯列から外れて、生えてきてしまいます。また、歯が抜けるのが遅くなっても同様のことが起こります。

叢生と呼ばれる、不正咬合になりやすいのです。

 

 

あなたのお子さんの噛み合わせに当てはまるものはありますか?

2018年2月26日

(1)叢生(そうせい)

歯が横にきれいに並ばずに、凸凹に生えてる状態を言います。乱杭歯とも言われています。顎が小さくて歯の生えるスペースが狭すぎるために、歯の清掃性が悪く、虫歯になりやすくなります。「うちの子は矯正が必要かな?」と、考えるようになるのが、この状態です。

(2)上顎前突

上の歯や上顎が前に出てる、いわゆる、出っ歯の状態のことを言います。噛み合わせが悪く、食べ物が上手く噛めなかったりします。骨の成長異常や、幼少時のおしゃぶり、口呼吸が原因で起こります。通常より、受傷率が高く、歯が折れたり、歯が脱落したりすることもあります。

(3)反対咬合

下の歯や下顎が上顎より、前に出て、受け口になってる状態のことを言います。下顎への負担が大きく、放置すると、顎関節症になることもあります。顎の成長の問題であったり、口呼吸が影響してると考えられます。

(4)過蓋咬合(かがいこうごう)

歯を噛み合わせたときに、上の歯が下の歯を覆ってしまうことをいい、「かみ合わせが深い。」と言われるのはこのことです。下顎の発育不足や、歯の生える方向に問題があると考えられます。下の歯が上の歯茎に当たってしまうことで、その部分の骨吸収が起きることもあります。下顎の動きが制限されることから、顎関節症になることもあります。

(5)開咬(かいこう)

開咬とは、奥歯で噛んだ時に、前歯が全く噛まない状態のことをいい、オープンバイトとも言われています。  咀嚼障害や発音障害を起こします。また、口を閉じにくいこともあり、口呼吸になりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。幼少期のおしゃぶりや、舌癖(前歯の間に舌を入れてることが多い。などで起こります。

 

 

 

歯磨きをすると血が出る❓

2018年1月11日

歯磨きのときの出血は、体調がよくないときに現れます。免疫力が弱ってることによって、お口の中が荒れやすくなっています。     最も起こりうるのが歯周病による、歯ぐきからの出血です。30歳以上の約8割の人がかかっていると言われてはみがす。
他には、ブラッシングが強すぎることや、被せている金属の刺激が原因となっていることも考えられます。どのようなことが考えられるのか、1つ1つ説明しましょう。
1)歯肉炎
疲れがたまってるときや、体調が良くないときは、体の免疫力が低下して、細菌への抵抗力が落ちて歯肉が炎症を起こし、歯磨きのときに出血します。軽度の歯肉炎の場合は、お口の中を清潔にし、規則正しい生活を送ることで、良くなります。
歯科医院でクリーニングをしてもらうことも効果的です。
2)歯周炎
歯磨きのときにいつも出血してるようなら、歯肉の腫脹が慢性化しており、歯周病の症状が進行してると思われ、何もしてないときでも、出血してる場合は、口臭も強く、歯周病菌が歯槽骨を溶かしてる可能性があります。
そのときは、歯科医院で定期的に歯周病の治療を受ける必要性があります。スケーリングやルートプレーニングで歯周ポケットの中の歯石やプラークを除去していきます。歯槽骨の吸収がひどい場合は、再生治療を行っていきます。
3)ブラッシングの時に力が入りすぎ
力をいれて磨くことによって、歯がきれいになってると錯覚してる方が多いかもしれません。そのために歯肉に傷を作ってることがあります。一気に5~6本の歯を磨こうとすると、知らずに力が入ってしまうものなので、ペンを持つように歯ブラシを持つと力が入りにくいので、そのように心がけることが大切です。
4)神経にまで達した虫歯
虫歯で歯に穴が開いていて、歯髄が露出すると、歯磨きのために出血することもあります。このとき抜髄といって、歯髄を取り除く処置が必要です。
5)全身疾患
A)白血病
初期症状に歯肉からの出血がありますが、ただ、それよりも、鼻血が止まらなかったり、倦怠感、アザ、発熱などを伴います。内科にて、血液検査をして、抗がん剤による化学療法や増結幹細胞移植などが行われます。

B)血友病

遺伝性の血液凝固異常症でありますが、これは、血液を固める組織が少ないために、傷口の出血が止まりにくい病気です。歯肉からの出血のほかには、筋肉や関節内に出血があり、腕や足が動ただし。患者のほとんどが男性で、女性は1%以下と言われてます。

遺伝性のものなので、出生時から症状が現れます。後天的には原因は不明であり、がん、または、自己免疫性疾患の患者に発症すると言われてます。

治療方法は、血液を凝固させる薬物の投与です。定期的に補充することで、健康な方と変わらぬ生活を送れます。

以上、大まかにリストアップしてみましたが、対策としては歯周病関連に対しては、正しい方法でのブラッシングと定期的な歯科医院でのクリーニング。虫歯は早急に治療を開始すること。

全身疾患に対しては、早めに内科を受診し、担当医と今後の治療に対して、治療方針や期間や費用がどのくらいかかるかなどの説明を十分受けたうえで、治療を開始することをお勧めします。

 

認知症と入れ歯の関係について

2017年10月26日

認知症とは、脳の細胞が、何かの理由で、死んでしまい、記憶力、判断力、運動能力精神状態に異常が出てしまうことを言います。現在、日本は高齢化社会になり、2025年には65歳以上の人の5人に1人、2060年には3人に1人が認知症になると予想されています。

認知症には何種類かあり、その中で、アルツハイマー型認知症が最も多いのです。記憶力に障害が表れ、出来事をすべて忘れてしまうのが特徴で、何を食べたのかではなく、食事をしたこと自体、忘れてしまうのです。

原因は脳神経細胞の老廃物である、アミロイドβやタウたんぱく質の蓄積によって起こります。このたんぱく質は健康な脳では分解されてなくなりますが、廊下によって、分解機能衰えると、どんどん蓄積され、脳神経細胞を傷つけたり、死滅させてしまうのです。

年齢を重ねることが一因ではありますが、高血圧や糖尿病などの人のほうが、健康な人に比べて、アルツハイマー型認知症になるリスクが高くなると言われています。また、脳卒中など、脳の血管の病気がきっかけで起こる、脳血管性認知症があります。血管が詰まってしまうことで、脳に酸素が供給できなくなり、神経細胞が死滅してしまうのです。高血圧や糖尿病と関係が深いため、生活習慣の改善も必要となってくるわけです。

なぜ、入れ歯が認知症を予防するのか?

1)脳の活性化

しっかり噛むことで、脳が活性化し、記憶を司る海馬の細胞が回復すると言われてます。あごを動かすと、口の周りの筋肉を動かすと、血流も良くなり、脳に酸素や栄養が行き届きます。よく噛んで食べると、唾液が分泌され、味覚もさえてきて、食べ物がおいしく感じるようになります。

入れ歯を入れて、よく噛むことで、死んだ脳細胞を生き返らせ、、記憶力低下の防止につながります。

2)糖尿病や高血圧の予防

しっかり噛むことによって、唾液が出て、食べ物を柔らかくして、胃腸に負担をかけずに、消化できます。また、満腹感が得られ、血糖値も上がりくくなり、肥満や糖尿病を予防できます。

3)咬合の回復

歯が残ってる本数が多い人のほうが、ほとんど歯が残ってない人に比べて、認知症になるリスクが低いことが分かっています。歯周組織には、歯根膜というものがあり、噛んだときの衝撃を和らげるクッションの役目を果たし、噛んだ刺激を脳に伝え、脳を活性化する働きがあります。

歯を失うと、この歯根膜を失うだけではなく、その前後の歯、または、それに対合する歯の3本に影響します。歯は、歯のない方向に動く習性を併せ持ちます。前後の歯は、

歯がない方向に倒れてきますし、対合する歯は、歯のない方向に出てきます。このように、歯の移動を防ぐ意味での保定装置としても、入れ歯は活躍するのです。

ただ、治療方法が入れ歯しか手がないわけではなく、インプラント、ブリッジなどで、対応できるならば、そちらで、治療したほうが噛む力が落ちません。入れ歯を入れると噛む力が1/3程度になるからです。

左右両方の奥歯で噛みしめることは、とても重要なことで、運動するときの瞬発力や踏ん張り、転ぶことがなくなり、骨折の可能性も低くなります。高齢者の方は寝たきりになる可能性があり、そこから認知症になることもあるからです。そのためにも、しっかりと噛めることが非常に重要な意味を持つわけです。

重要なのは、入れ歯にしろ、他のものにしろ」、しっかりと噛めることです。口腔機能が健康にどれだけ、影響を与えるかを知ることであり、口腔機能を保つためにどれだけがんばれるか、または、その周りの方がフォローできるかが、ポイントになってきます。

 

歯の神経を抜くとどうなる?

2017年10月21日

歯の神経は冷たいものを食べたときにしみたり、虫歯になると痛みを感じたりします。この症状がひどくなると、神経を抜く治療(根管治療)をします。この根管とよばれるところに歯髄があり、それをきれいに取り除き、根管内を洗浄、消毒後、薬をつめます。

それでは、どんなときにこの根管治療をするのでしょうか?

1)【虫歯がひどく、痛みが続いてるとき。】歯は外側からエナメル質(C1)、象牙質(C2)、歯髄(C3)となっており、かっこの中の数字が大きいほど重症です。歯髄炎と呼ばれるもので、ズキズキと脈を打つような痛むが続きます。

2)【歯周病が進行してるとき。】歯周組織の炎症が歯根の先まで広がると、歯根の外側から内部の神経にまで、影響を及ぼすことがあり、お口の中で見えてる歯の部分ではなく、歯根部分の歯周組織から炎症を起こすので、逆行性歯髄炎、上行性歯髄炎と呼ばれています。

3)【歯が割れたり、折れたりしたとき。】露髄(神経がむき出し)状態になると、痛みを感じたり、その部分から、細菌が入り込み感染するので、神経を抜く処置が択されます。

4)【知覚過敏がひどいとき。】薬を塗ったり、コンポジットレジン(プラスチック)をつめても、症状が良くならないときは、致し方なく、神経を抜く処置をせざるを得ないこともあります。

神経を抜いた歯はどのようになるのでしょうか?

1)痛みを感じたり、歯がしみたりしなくなります。神経は、いわば、信号の役目を果たしてるわけです。

神経がある場合は、症状がでたら、その時点で、治療に入れますが、神経がない場合は、「治療しなさい。」という、信号がなくなるので、かなり症状が進んでからになるので、治療の時間が長くなります。

2)神経を抜く処置をすると、血液が通わなくなるので栄養が行き渡らなくなり、枯れ木みたいな状態になるので、歯自体がもろくなります。そのため、金属やレジンコア、ファイバーコアで補強してから、金属、または、セラミックなどをかぶせる治療が必要となります。

3)歯が変色して、黒くなります。前歯でこの状態で治療を終えてる方もいらっしゃいますが、歯自体がもろくなるため、最終的にはセラミックなどを被せたほうが、見た目もとてもきれいになります。

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