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女性と歯周病の関連
2018年6月22日
女性には歯周病の悪化する可能性がが3回あるというのはご存知でしょうか? これには女性ホルモンが関係しています。
最初は、女性ホルモンが作られる思春期。この時期は、月経の度に歯ぐきが腫れやすくなります。試験勉強などでストレスがかかり、免疫力がにんしん下し、悪化することもあります。
次は、妊娠時です。妊娠すると、大量に女性ホルモンが分泌され、歯ぐきが腫れやすくなります。つわりも口腔内の環境を悪化させる原因の一つです。歯ブラシを口の中に入れるだけで、吐き気がする方もいますので、歯磨きが十分に行えず、食欲もなく、唾液量が減少して、口の中が乾燥して、虫歯になりやすくなります。また、妊娠中の女性が歯周病にかかっていると、低体重児及び、早産の危険度が高くなるとされていて、その危険率は、7~8倍となっています。たばこや飲酒よりもはるかに高確率となっています。かわいい赤ちゃんのためにも、歯周病予防に努めましょう。
最後は、更年期です。閉経に従い、女性ホルモンの分泌が低下し、更年期以降は、ドライマウスの人が増加します。ホルモンのバランスが崩れ、唾液の分泌が減るため、歯周病が進行しやすくなります。
このように女性特有の歯周病のリスクを理解し、適切なケアが必要となっています。