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歯の亀裂

2018年3月15日

歯の痛みや、冷たいものがしみることを主訴に来院される患者さんは多くいらっしゃいますが、その方々の歯のレントゲン写真を撮影しても、レントゲン上問題ないことがあります。
虫歯なら、黒く抜けてるのでわかりますが、黒くなってないために、視診でもわかりません。何が、原因なのか?ブラキシズム(歯ぎしりや)、クレンチング(食いしばり)よるものや、かみ癖、固いものを好んで食べることなどが考えられます。

最も難しいのは、エナメル質に亀裂が入り、象牙質にある、象牙細管につながり、外部からの刺激、多くは、口腔細菌や、食べ物などの化学物質、冷温刺激、歯の早期接触などで、歯髄(歯の神経)が痛んでる状態です。歯の亀裂の近くは、すごくしみて、歯に当たるとひどく痛みます。

どうしても、痛みが止まらない場合だけ、抜髄(歯の神経をとる処置)しますが、なるべく、神経は保存し、保存療法を試みています。

歯の神経がある場合は以上のようなことになりますが、歯の神経がすでにない時は、枯れ木みたいな状態なので、亀裂が入ったときは歯根破折になることが多く、抜歯になることもあります。