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痛くない歯は治療しなくてよいのか?

2012年9月21日

 あなたは、歯や歯茎に痛みや腫れがなければ、歯医者には行かなくて良いとお考えですか?しかし、それは間違っています。
 歯や歯茎が急激に進行して、痛みや腫れを伴うものを”急性”
ゆっくり進行して、自覚症状の少ないものを“慢性”と言います。人の疾患は慢性のほうが多いのです。 
 痛みが起こるのは、細菌感染(バイ菌)したり、体の抵抗力が落ちていたりするときで、痛みがないのは、健康なのではなく、慢性化してるだけで、確実に悪化していきます。
 特に、以前、神経をとった歯は、栄養が運ばれなくなるため、寿命が健康な歯より、短くなります。枯れ木みたいな状態になりますので、神経をとったまま放置してしまうと、あっという間に虫歯が進行してしまい、硬いものをたべて歯が割れ、抜歯に至ることは決して稀ではありません。
 神経をとった歯は痛くないため、要注意です。何事も、予防と早期発見が非常に重要です。定期検診を受ける、歯の変色、痛み、冷たいもの、熱いものがしみるなどを、見落とさないように、しっかりとした知識を身につけてください。

タバコは歯周病に大敵!

2012年9月20日

 喫煙者 過去に喫煙歴のある方、非喫煙者では、この順で歯周病の発症率が高くなります。年齢が上がると、その差は歴然です。見た目にも、お口の中に、ヤニが付着するので、歯が汚くなったり、その上に汚れが付きやすくなり、歯石の沈着を助長します。
 喫煙者、非喫煙者を比較すると、歯の残存率(何本残っているか?)は喫煙者のほうが少なく、虫歯の数も、喫煙者のほうが多いのです。歯周病の治療においても、その差がくっきりとでていて、喫煙者の方がタバコをやめたら、よくなったということもあるくらいです。だから、定期的に歯の汚れをとることは非常に重要なのです。
 なぜ、タバコはいけないの?
 それは喫煙により、歯茎の中の毛細血管が収縮して、血のめぐりを悪くするので、歯茎の抵抗力が弱まり、細菌が増殖するからです。血管が収縮するので、歯茎に炎症が起きにくく、気付いた時には、手遅れということも珍しくはありません。
 受動喫煙とはご存じですか?タバコを吸わない人も、喫煙者が吸ったタバコの排出する余分な煙を吸い込むことを言います。
このことにより、乳幼児の中耳炎や、成人の生活習慣病、肺がんなどの発症のリスクを増大しているとも言われています。

全身疾患を招く「歯周病」

2012年9月13日

 歯周病は歯周組織に発生する疾患(歯肉炎、歯周炎)の総称です。歯周病は人類史上最も多い感染症として、ギネスブックに掲載されており、30歳以上は8割がかかっていると言われています。
 
  歯周ポケットが歯周病菌のすみかに!
 多くの歯周病は歯垢(プラーク)の中の歯周病菌が原因です。このプラークが歯周ポケット(歯と歯肉の間の溝)に入り込んでいき、歯肉などに炎症を引き起こします。

 歯周病の進行と症状
①歯肉炎(ポケット2~3mm)歯ぐきがむずがゆい、腫れる。
②軽度歯周炎(ポケット3~5mm)
 食べ物がよくはさまる。歯磨きで出血する。
③中度歯周炎(ポケット4~7mm)
 歯ぐきから自然に血や膿が出る。
④重度歯周炎(ポケット6mm以上)
 歯の隙間が広がり、ぐらぐらする。
⑤歯が抜け落ちる
*歯周病の目安は、歯周ポケットの深さが4mm以上

  歯を失うだけでなく、全身疾患を招く!?
 歯周病が怖いのは、歯を失うだけでなく歯周病菌が歯肉などの血管から侵入して全身を巡り、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病、肺炎など全身疾患を招く恐れがあります。歯周病にかかっている人は、心筋梗塞など心臓の病気が普通の人の1,5倍、脳卒中が3倍というデータもあります。

  歯周病度をチェックしよう!
歯周病は自覚症状がほとんどないため、気付かないうちに悪化し易いようです。次の項目をチェックしてみましょう。

a)朝起きた時に、口の中がねばねばする。
b)歯磨きのときに出血する。
c)硬いものがかみにくい。
d)口臭が気になる。
e)歯肉がときどき腫れる。
f)歯茎が下がって、歯と歯の間に隙間ができた。
g)歯がぐらぐらする。
*2つ以上当てはまると歯周病の可能性あり。

  プロケア&セルフケアで歯周病予防
 歯周病予防には歯科医院での定期検診が不可欠です。歯石は自分ではとりきれないので、3~6カ月に1度は虫歯がなくても、歯科医院でとってもらうようにしましょう。虫歯=歯科受診ではなく、予防という観点からみてみることも重要です。虫歯がない方に限って、10年以上も歯科受診がないため、歯石をとらなかったことから、歯がぐらぐらしていることも見受けられます。
 また、毎日の歯磨きは鏡で確認しながら、磨きにくいところから、毛先をキチンと歯にあてて、軽い力で小刻みに磨くことがポイントです。電動ブラシで、歯磨き粉をたくさんつけて、長い時間磨くと、かえって、歯を削る形になってしまい、知覚過敏や、虫歯になりやすくなるので、十分注意しましょう。
 

夏には酢が大活躍

2012年8月24日

 夏は食べ物が傷みやすい季節です。酢は細菌の増殖を抑え、腐敗を防ぎます。酢の抗菌作用は少量でも効果があります。酢酸濃度が0.1%で食中毒を引き起こすサルモネラ菌や大腸菌の繁殖を抑制できるといいます。
 酢の主成分である有機酸のほとんどが体内でクエン酸に変化します。クエン酸は夏バテ防止や疲労を解消する成分として有名です。さっぱりしたものが欲しくなる夏は、無意識のうちに体が酢を欲しがるのかもしれません。
 クエン酸の効果
1 疲労の原因となる乳酸の蓄積を防ぎ、疲れにくい体を作る。
2 カルシウムを効率よく吸収させる。
3 代謝を高め、脂肪を効率よく燃焼させる。
4 腸の動きを良くし、便通を正常化させる。
5 唾液の分泌を促し、消化、吸収を助ける。
6 ビタミンCの破壊を防ぐ。 など
 空腹時に飲むのは危険
いくら体に良くても、酢は刺激物に当たるため、好きな人も摂り過ぎには注意が必要です。(1日30CCを上限に。)また、原液のまま、空腹時の飲用は、胃の粘膜を傷めることがあるので避けたほうが無難です。

子供の歯ぎしり

2012年6月21日

 子供の歯ぎしりは、約20~30%のお子さんに見られると言われています。歯が生え始めた赤ちゃんにも見られます。上下の歯が生えてきて、かめる様になると歯ぎしりをします。特に、7~10歳くらいのお子さんには、乳歯から永久歯に多く生え換わるので、あごの成長にも必要だと言えます。
 また、歯ぎしりはストレスにも無関係ではないと言われています。例えば、環境の変化(保育園、幼稚園、小学校に通い始めた、本人に、妹や弟ができたなど。)によるものがあります。
 大人と違って、歯の周りの組織にはさほど影響を及ぼすことはないので、あまり神経質にならないことが大切です。歯ぎしりによって、多少、歯が擦り減ることがあるくらいで、その乳歯も永久歯に生え換わるものですから。

ドライマウス

2012年2月29日

 高齢者の方で口が渇いて、食べ物が飲み込みにくいとか、舌が痛いという人がいますが、これはドライマウス(口腔乾燥症)といわれる症状です。  
 原因は、年を重ねることによる唾液腺の機能低下、口呼吸、ストレス、薬の副作用(精神安定剤、抗ヒスタミン薬、精神安定剤、睡眠薬、利尿剤など)があり、他に、シェーグレン症候群があります。これは自己免疫疾患の1つであり、口腔乾燥からみつかることがあります。
 飲み込みにくい、よく噛めない、口の中がネバネバする、べたべたする、舌に痛みが出たり、傷つきやすい、味が分からなくなったり、話づらくなったりします。

 治療法としては、原因となっている病気のを改善する。唾液の量の減少は、入れ歯の吸着や安定がわるくなりますので、入れ歯をしっかり調整するか、作り直しするかです。唾液の量を増やすため、内服薬を処方することもあります。

 唾液の量は成人で1日に1.0~1.5Lくらいです。水やお茶などで水分補給したり、人工の唾液を使用します。 
 高齢者の方は薬を服用していることが多く、そのことが原因であれば、可能な限り、減量します。口呼吸の場合は部屋の温度や湿度にも注意します。
 QOL(Quality of life)のためにも、生活習慣や食習慣に配慮して、口腔ケアを行うことでドライマウスを防ぐのです。

知覚過敏かなと思ったときは?

2011年12月29日

 知覚過敏は、歯の最も外側のエナメル質が少しでも失われると、その内側に位置する、象牙質がむきだしになるためにでる、冷たい、熱いなどの刺激が神経に伝わり、歯がしみる症状のことを言います。
 原因には様々なものがあります。
1)歯ぎしりやかみしめたりで、歯が擦り減ったり、エナメル質にひびが入ったとき。
 治療法:歯科医院でのかみ合わせの調整、マウスピースの制作、及び、その調整。
2)ブラッシング圧が強すぎるとき。
3)歯周病で歯ぐきがやせて、根が露出してしまっているとき。
予防:定期的に歯科医院に行き、歯石をとること。
4)酸性の強い飲食物の摂り過ぎ(酢、炭酸飲料、柑橘類
対策:当然、摂取量を減らす。
象牙質が露出したからといって、必ず、知覚過敏症になるわけではなく、それは、唾液中の成分(カルシウム、リンなど)や、歯髄の働き(防御反応)により、象牙細管が自然に収縮、閉鎖されることがあるからです。
 しかし、虫歯が進行しているときも同様の症状がでることがありますので、自分ではなかなか気付かないものです。小さな虫歯が、歯と歯の間に、または、歯と歯ぐきの間にあるかもしれません。甘いものがしみるときは、虫歯を疑ってください。
 症状が軽い場合でもかかりつけの歯科医院に行って、レントゲンで確認したほうがいいでしょう。

TEK(仮歯)の必要性

2011年12月15日

TEKを入れる様々な必要性をお話しましょう。ほとんど前歯に入れることが最も多いのですが、その理由を説明します。
最も重要なのは
1)歯肉の安定 
  前歯など目立つところは、歯肉の下1mmまで削るため、
 歯肉を傷つけることになります。その部分までTEKを被せて おくと、歯肉がきれいに治ります。ポーセレンやオールセラミ ックを被せるときは、歯肉が寄ってこないようにするために、
 必要となります。
2)審美性(見た目)のため
  被せるためには、歯を1まわり小さく削らなくてはいけないの で、そのままにしておくと、みっともないためです。
3)咬合、接触関係の保持
  歯は歯のない方向に移動する習性をもちますので、削った前 後の歯は、削った歯の方向に移動したり、または、削った歯と かみ合う歯が削った歯のほうへ移動します。それらを防ぐため にTEKは必要なのです。
4)咀嚼(そしゃく)の安定
  歯を1まわり小さく削るので、噛みあう歯とは噛んでいませ ん。これを入れることによって、噛めますし、最終的な被せも のを入れたときの違和感が少なくなります。

脱灰と再石灰化

2011年9月8日

 食事をすると、数分で虫歯が始まろうとします。最も問題なのが砂糖です。これらを摂取すると歯面についている、歯垢(プラーク)の中では、バイ菌により酸が作られます。それによって、
歯の表面より、ミネラル成分のカルシウムイオン、リンイオンが溶け出します。この状態を「脱灰」といいます。
 その後、唾液の力によって、酸を中和、または、きれいに洗い流したりする作用などで中性方向に向かい、唾液中のミネラルが戻り始めます。この状態を「再石灰化」といいます。
 要するに、食後は脱灰と再石灰化が絶えず、
脱灰>再石灰化のときは、虫歯が進行し、
脱灰<再石灰化のときは、健康な歯が維持されます。
 虫歯の予防は脱灰<再石灰化になるようにすればいいわけで、虫歯の住みやすい、環境をつくらないこと、すなわち、砂糖などの虫歯の原因となるものを多くとりいれないこと。また、食事の回数を1日に3~4回(おやつを含めて)に制限し、食事の時間も、だらだらとらないことが大切です。

歯ぎしりの治療とは?

2011年9月6日

 歯ぎしり(ブラキシズム)は、睡眠時や覚醒時を問わず、歯をすり合わせたり、かみしめたりする咬合習癖の1つです。
 
 歯ぎしりの悪影響
歯ぎしりは就寝時等、無意識の状態で行われるため、通常では使わないような強い力で噛んだまま歯をギリギリとすりあわせることがああります。
 その結果、咀嚼筋群の異常緊張が起こり、それに伴い、歯、又は、歯周組織に炎症を起こしたり、顎関節への異常な負荷がかかることがあります。歯ぎしりをする人のほぼ、6割以上の人が、歯周組織の破壊により、歯周病を併発していると言われてます。
 当院では、治療としては、咬合調整、スプリント療法(就寝時にマウスピースを装着することで、歯や歯周組織にかかる負担を軽減させる。)を中心に治療を行っております。 

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