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キシリトールについて

2012年10月1日

キシリトールとは、ショ糖に代わる甘味料として開発されたもので、植物に含まれています。主にガムなどに添加されています。
甘味はショ糖と同じくらいです。
 キシリトールが虫歯を予防するメカニズムはショ糖とは違い、キシリトールを摂取しても、ストレプトコッカスミュータンスによって、粘着性のグルカンが作られたり、酸が産生されないことです。(虫歯のもとをつくることができない。)
 キシリトールには、虫歯を防ぐだけではなく、酸によって溶解した歯面を補修する役目もあります。虫歯は細菌が産生した酸によってPHが5.5以下のときに酸性になると歯のエナメル質が溶けるのです。しかし、PHが7.0くらいになると、溶解した部分が自然に補修されることを石灰化といいます。唾液の分泌が促進されると、唾液の緩衝作用でPH7.0に戻るために起こります。
 食事すると、人の口の中は虫歯になるほうに傾きますが、唾液によって、それが制御されます。キシリトールはこの唾液の量を増やすと言われているので、再石灰化が起きやすくなるのです。