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口臭

2010年9月19日

原因は大別すると3つになります。

1)生理的な口臭
これは誰にでもあります。起床時、空腹時、緊張した時などは口臭が一時的に強まります。
それと、ニンニクやネギなど、においの強いものを食べたとき、お酒を飲んだ時です。
1日の中でも口臭の出やすい時がありますが、それは唾液の分泌と関係があります。唾液には歯の健康を守る、「抗菌作用」、「自浄作用」がありますが、唾液がたくさん出ていると、食べかすが洗い流され、細菌の繁殖も抑えられるのです。唾液は、起きているときと、食べているときにたくさん分泌されます。逆に、睡眠中は分泌されません。
このため、寝起きが一時的に口臭が強くなります。空腹時、緊張しているときも唾液の分泌の減少になります。
3食とも十分に栄養を摂り、リラックスすることは、口臭予防面でも大切です。多忙で食事ができないとき、緊張しそうなときは、歯磨き、口腔洗浄剤を使用し、キシリトール入りのガムを噛んで唾液の分泌を促しましょう。

2)お口の中の環境に問題があるとき
たとえば、舌苔(舌に付着した汚れ)。舌の表面には、舌の細胞がはがれたものや、細菌の死がいが堆積しています。舌についている、白色や黄色っぽい色苔のようなものが舌苔です。舌苔が細菌によって分解されるとき、口臭の原因物質である、揮発性硫黄化合物が発生します。時には、舌を軽いタッチで、やさしく、やわらかい歯ブラシでお掃除もしましょう。
他には、当然、虫歯や歯周病も大きな原因になります。3~6カ月に1度は定期検診を受けて、歯垢や歯石を除去してもらいましょう。歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスの使い方を習うだけでも、口臭は解決されるでしょう。

3)全身的な病気が原因でおこる
糖尿病や胃腸の病気で起こる場合もありますので、そちらの治療も怠りなくしましょう。